血は鉄の味がする


先週、突然の金沢観光はあったものの治療を目的に帰省。
いわゆる口腔内手術を終えて、一週間が経とうとしている。
にも関わらず、痛みは激しく気分は最悪だ。なぜか?
それは抜糸が早すぎたことが起因していること考える。
今回は二度目にあたるが、前回よりも痛みが激しい。
前回との違いは、担当医が違ったこともあるが、それよりも
東京へ行く予定があったため無理をいって抜糸を早めてもらった。
それがたたって、このざまである。


口の中は鉄の味でいっぱいだ。
そこで、鎮痛剤ボルタレンは欠かせないのである。
いわば薬漬けなのである。


しかし、鎮痛剤の威力というものは恐ろしい。
脳が一時、盲目の状態に陥り、痛みの在り処を忘れさせてしまう。
時間が経てば、モンタージュの王道的手法、フェードアウトではなく
フェードインという形で徐々に痛みの在り処を見つけては、
「ここだ、ここ。忘れていたよ」とでも思っているのか
また僕を苦しめるんですよ。ずっと忘れてくれたらいいのに。