喚起される記憶


徹夜明けは、非常に眠いですね。
そして、京都の夜の寒さは非常に厳しい時期だ。


徹夜で作業している傍らで、懐かしいCDを取り出した。
友人と話していた中で、今年のベスト5を選定する上での
ストロークスの扱い方を話していたところ、彼は今2ndを
良く聴いているらしい。


ルーム・オン・ファイア

ルーム・オン・ファイア


そんなこんなで、家にあるセカンドアルバム「Room on fire」
を聴いていた。するとどうだろう、2003年の様々な情景が
蘇ってきました。


あぁ、懐かしいな。
はじめて大学生になりました。
色んな人と出会いました。
一生忘れられない出会いがありました。


何でもかんでも写真に収めて、デジタル上の有形(データがある
という意味で)なものとして保存する人が、何か昨今多い気が
します。有形なもので残さなくても、記憶を紐解くKEYさえ
見つかれば、人間の記憶は大切に守っていてくれるのだと。
記憶の凄味にに感心せざるを得ません。


しかし、写真には誰かと容易に素敵な思い出を共有できる力が
あります。自分の脳から喚起された記憶を、バーバルで伝える
ことは非常に困難であり、視覚媒体を用いたノンバーバルベース
ではイメージの共有化が図られ、その場にいる人らは容易に
時間軸を逆走できます。思い出を振り返るなら、大人数の方が
楽しい。そういう場合には、写真というものは貴重だなと。


ただし、この秋の夜、一人思い出に耽るには音楽とコーヒーがお似合いだ。