富士山

本社の窓から、きれいな富士山がはっきり見えた。
冬の澄んだ空ではこのように見えるのだと。
あぁ、江戸に来たのだなとふと思った。
山頂付近には、白い雪が積もっていた。


実家の母親からも、雪が降ったと連絡が来た。
そういう時期かと思った。
遠くにいる母親が何故か恋しくなった。


以前、父親が僕には「生きろっ!!」といってくれ
僕以外の全員が原爆で死ぬという時代錯誤な夢を
見て以来、家族に会いたいと思っている。
しかし、前述の夢は、脳の中で何と何の情報を組み
合わせてできた映像なんだと言いたい。