御所


ほぼ毎日側を自転車で走り去っているわけですが
これといって立ち寄ったことがなかったために、
時間の許す限り散歩してみた。


改めてその広さを実感し、遠く続く白い砂利道に
吸い込まれていくような錯覚すら覚えつつも歩き
続け、ダメだダメだといいながら、ベンチに横に
なりふと前述の曲を聴きながら空を眺めると、
とても澄んだ青空が待っていてくれた。
ダメだダメだといっている僕を許してくれる様な
錯覚すら覚えつつ、ちょっと両腕を伸ばしてみると
日に焼けた手と青の微妙なコントラストが良いのか
悪いのか、ふと目を閉じて空想の世界に入る。


どのくらい時間が経ったのか、全ては錯覚だった。
そして僕はまた僕は自転車で走り出す。